ビションフリーゼとトイプードルの違いは?どっちがいいかブリーダーが比較・解説!

ビションフリーゼとトイプードルの違いを比較 子犬選びシリーズ

「ビションフリーゼとトイプードルって、どんな違いがあるの?」

どちらもふわふわとした被毛が特徴の小型犬で、見た目がよく似ているため、「どちらが自分に合っているんだろう?」と迷う方もいるのではないでしょうか。

実際に比べてみると、被毛や毛色、体格だけでなく、性格やお手入れなどにもさまざまな違いがあります。

犬種を選ぶときは、単純に「どちらが飼いやすいか」だけではなく、こうした違いを知ったうえで、自分や家族の暮らしに合っているかを考えることも大切ですね。

そこでこの記事では、ビションフリーゼとトイプードルの違いを比較しながら、それぞれの特徴や、どちらが自分に合っているのかを考えるポイントについて紹介します。

ビションフリーゼとトイプードルの違いは?まずは基本を比較

ビションフリーゼとトイプードルの外見の違いを比較した画像

ビションフリーゼとトイプードルにはどのような違いがあるのか、まずは主な特徴を比較してみましょう。

比較項目トイプードルビションフリーゼ
被毛下毛がほとんどない一層の被毛
(シングルコート)
上毛と下毛の二層になった被毛
(ダブルコート)
毛色レッド・アプリコット・ブラック・
ホワイトなど種類が豊富
基本的に純白
体高24cm超~28cm以下25~29cm
性格賢く、人とのコミュニケーションを
取りやすい
明るく社交的で、人によく懐く
お手入れ定期的なブラッシングと
トリミングが必要
定期的なブラッシングと
トリミングが必要

表を見ると、見た目が似ている2犬種でも、被毛や毛色、体格などに違いがあることが分かります。

さらに性格やお手入れについても、それぞれ知っておきたい特徴がありますね。

ここからは、こうした違いを一つずつ詳しく見ていきましょう。

被毛と毛色の違い

自分に合う犬種を考えて迎える前に知っておきたいトイプードルの子犬たち

ビションフリーゼとトイプードルは、どちらもふわふわした見た目が特徴ですが、被毛の構造や毛色には違いがあります。

トイプードルは、下毛がほとんどない一層の被毛で、一般的に「シングルコート」と呼ばれています。

被毛は人の髪の毛のように伸び続けやすく、季節による大きな生え変わりが少ないのも特徴の一つ。

一方、ビションフリーゼは、柔らかく密な下毛とカールした上毛を持つ二層の被毛で、「ダブルコート」と呼ばれています。

そして、もう一つ分かりやすい違いが毛色です。

トイプードルには、ホワイト、ブラック、ブラウン、レッド、アプリコット、シルバーなど、さまざまな毛色があります。

それに対して、ビションフリーゼは基本的にホワイト。

私はこれまで多くのトイプードルを育て、日頃のトリミングも自分で行っていますが、同じトイプードルでも毛量や毛質、カールの強さは一頭ずつ違います。

実際に触れたりお手入れをしたりすると、その違いを感じることも少なくありません。

🐾 トイプードルの毛色による特徴が気になる方へ
トイプードルには、レッド・ブラック・ホワイト・シルバーなど、さまざまな毛色があります。
毛色による特徴や、実際に育てて感じた違いについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

大きさ・体格の違い

トイプードルとビションフリーゼは、どちらも小型犬ですが、大きさや体格には違いがあります。

犬種体高の目安
トイプードル24cm超〜28cm以下
ビションフリーゼ25〜29cmほど

体高だけを見ると大きな差はありませんが、実際の体格は体高だけで決まるものではありません。

骨格や体重、体つきによっても、見たときの大きさは変わってきます。

また、どちらもふわふわした被毛に覆われているため、写真だけでは実際の体格が分かりにくいことも。

私はこれまで多くのトイプードルを育ててきましたが、同じトイプードルでも、成長後の大きさや骨格、体つきは一頭ずつ違います。

そのため、子犬を迎えるときには、犬種の標準的な体高だけで「このくらいの大きさになる」と考えるのではなく、その子自身の骨格や成長の様子を見ることも大切です。

ビションフリーゼとトイプードルの大きさを比較するときも、体高の数字だけで判断せず、骨格や体つきまで含めて考えると、それぞれの違いが分かりやすくなると思います。

性格の違い

トイプードルとビションフリーゼは、どちらも人との関わりを好む犬種ですが、性格にはそれぞれ特徴があります。

トイプードルは賢く、人とのコミュニケーションを取りやすい犬種として知られています。

一方、ビションフリーゼは明るく社交的で、人によく懐く犬種とされているようです。

ただし、こうした特徴はあくまで犬種として見られる傾向で、すべての子に同じ性格が当てはまるわけではありません。

私はこれまで多くのトイプードルを育ててきましたが、同じ親から生まれ、同じ環境で一緒に育った兄弟でも、性格は一頭ずつ違いますね。

一緒に育つ3頭のトイプードルの子犬たち

たとえば、新しい水をセットすると我先にと集まり、いつもの子同士でちょっとした「痴話げんか」が始まることがあります。

その一方で、そんな兄弟たちを気にすることなく、少し離れたところで知らん顔をしている子もいるんですよね。

同じ兄弟、同じ環境で育っていても、積極的な子もいれば、マイペースな子もいます。

日々一緒に過ごしていると、こうした性格の違いを感じることは少なくありません。

そのため、ビションフリーゼとトイプードルの性格を比較するときは、犬種としての特徴を知ることは大切ですが、それだけで「この犬種はこういう性格」と決めつけないことも大切ではないでしょうか。

実際に迎える子を選ぶときには、犬種としての傾向を参考にしながら、その子自身の性格や普段の様子も見て考えてみてください。

🐾 トイプードルの性格を詳しく解説
同じトイプードルでも、性格には一頭ずつ違いがあります。
我が家で実際に育ててきた子たちの様子をもとに、毛色や男の子・女の子による性格の特徴について紹介しています。

お手入れの違い

トイプードルを実際にトリミングしている様子

ビションフリーゼとトイプードルは、どちらも定期的なお手入れが必要とされている犬種です。

トイプードルは抜け毛が比較的少ない一方、被毛が伸び続けるため、定期的なトリミングが欠かせません。

我が家でも、トイプードルたちのトリミングは日頃から私自身が行っていますが、トリミングをしていて気が付くのが、被毛が絡みやすく毛玉ができやすい場所です。

特に耳の後ろや脇、足まわりなどは、毛玉ができやすいですね。

さらに、同じトイプードルでも実際にお手入れをしていると、毛量や毛質、カールの強さは一頭ずつ違います。

特にカールの強い子は、比較的カールの緩やかな子よりも被毛が絡みやすく、毛玉になりやすいと感じることがあり、その子の被毛に合わせた日頃のお手入れが欠かせません。

一方、ビションフリーゼも、一般的に抜け毛が比較的少ない犬種といわれています。

柔らかく密な下毛とカールした上毛を持つとされ、日頃のブラッシングや定期的なトリミングも必要とされているようです。

このように被毛の構造には違いがありますが、ビションフリーゼとトイプードルのどちらも、単純に「抜け毛が少ない=お手入れが楽」とは考えない方がよいでしょう。

2犬種を比較するときは、見た目や性格だけでなく、迎えたあとにどのようなお手入れが必要になるのかも、あらかじめ知っておきたい違いの一つです。

ビションフリーゼとトイプードル、どっちがいい?

ここまでビションフリーゼとトイプードルの違いを見てきましたが、「結局、自分にはどっちが合っているんだろう?」と迷う方もいるのではないでしょうか。

被毛や体格、性格、お手入れなどの違いは、犬種を選ぶうえで大切な判断材料になると思います。

ビションフリーゼとトイプードルのどちらがいいか迷ったときは、まず犬種としての違いを比べてみましょう。

そして、実際に一緒に暮らすことを考えると、その子自身の性格や普段の様子、ご家族の生活スタイルとの相性も大切になるのではないでしょうか。

私はこれまで約200頭のトイプードルを新しいご家族へ送り出してきましたが、その経験からも、犬種の特徴だけで「こちらがいい」と決めるのは難しいと感じています。

なので、「どちらの犬種がいいか」だけで考えるのではなく、それぞれの違いを知ったうえで、自分たちの暮らしに合う子を選ぶことが大切だと感じます。

もう一つ、トイプードルとビションフリーゼのどちらを選んだ場合でも、実際に迎える子を考えるときには、色々な子と触れ合ってみるのも一つの方法ではないでしょうか。

そこで我が家では、見学に来られた方に色々な子犬たちと触れ合っていただき、同じトイプードルでも性格は一頭ずつ違うということを感じてもらっています。

活発に近づいてくる子もいれば、少し離れたところから様子を見ている慎重な子、周りをあまり気にしないマイペースな子もいます。

これはトイプードルに限らず、ビションフリーゼを迎える場合でも、犬種としての特徴を知ったあとに「実際に迎える子はどんな子なのか」を知ることは、子犬を選ぶうえで参考になるのではないでしょうか。

さらに見学の際には、そのときの子犬の様子だけで判断するのではなく、親犬を紹介したり、普段どのように過ごしているのかをお伝えしています。

そのうえで犬種を決めたあとは、その子自身の性格や普段の様子も知りながら、自分たちの暮らしに合う子を探してみてください。

まとめ

ビションフリーゼとトイプードルは見た目がよく似ていますが、被毛や毛色、体格、性格、お手入れなど、比べてみるとさまざまな違いがあります。

「どちらが自分に合っているんだろう?」と迷ったときは、まずこうした犬種ごとの違いを知り、自分や家族の生活スタイルに合っているかを考えてみましょう。

そして犬種を決めたあとは、その子自身の性格や普段の様子を知ることも大切ですね。

同じ犬種でも性格や成長の様子には一頭ずつ違いがあるため、可能であれば実際に子犬と触れ合い、そのときの様子だけでなく、普段どのように過ごしているのかも聞いてみてください。

ビションフリーゼとトイプードル、それぞれの違いを知ったうえで、自分たちの暮らしに合う子を考えることが、迎える子を選ぶ一つの方法ではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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■ この記事を書いた人(監修)

プードルズハウス代表 山下卓郎
2009年からトイプードル一筋の専門ブリーダー(17年目)。これまでに約200頭の子犬を健康に送り出してきました。 【ペット販売士】【小動物看護士】【愛犬飼育管理士】などのライセンスを保有。 プロの現場だからこそ分かるリアルな一次情報をお届けしています。

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