一昔前は、トイプードルと言えば白というイメージがあった時代もありました。
ではなぜ、トイプードルの白が珍しくなってしまったのか、そこで今回は、トイプードルの白が珍しい理由は?値段や性格・似合うカットも解説!というタイトルで、トイプードル専門ブリーダーの私が解説していきます。
白いトイプードルが珍しい理由とは?他の色との違いもチェック
ここでは、白いトイプードルが珍しい理由と、他の色との違いをチェックしていきたいと思います。
冒頭文で、一昔前までは、トイプードルと言えば白というイメージがあった時代もありました、と説明しましたが、最近では、レッドやアプリコットが多く見られるようになってきましたね。
ではなぜ、レッドやアプリコットが多く見られるようになってしまったのでしょうか。
レッドやアプリコットが多く見られるようになってしまった頃から、白少しずつ見られなくなってきたようです。
ではまず最初に、白いトイプードルが珍しいくなった理由について説明します。
白いトイプードルが珍しい理由
まずは、白いトイプードルが珍しくなってしまった理由から説明していきます。
およそ10年ほど前、テディベアカットと言って、画像の一番右の黒の子のようにマズルの部分をカットしないで残すスタイルが出始めたのが、白いトイプードルが珍しくなっていった始まりです。
どのようなことかと言うと、マズルの部分をカットしない方法が、テディベアのぬいぐるみのようで可愛いと言われ、テディベアのような色に似た、レッドやアプリコットの子が出てくるようになってきました。
この頃から、レッドやアプリコットを求める飼い主さんが増え始め、白いトイプードルを見かけなくなり、今に至っています。
なので、白いトイプードルが珍しくなってしまった理由は、カットの方法が時代とともに変化をし、レッド系の色のテディベアカットのトイプードルが可愛いと評判になり、ペットショップなどから数が減っていったことが原因となっています。
では次に、他の色との違いをチェックしてみます。
他の色との違いをチェック
トイプードルの色は14種類と言われていますが、原色は、ホワイト・ブラック・ブラウンの3種類で、現在の標準色は、以下の7種類とされています。
- ホワイト
- ブラック
- ブラウン
- レッド(レッド・フォーン)
- アプリコット(オレンジ・フォーン)
- クリーム(ペール・フォーン)
- シルバー(グレー・フォーン)
それでは、この標準色7種類の中で、白(ホワイト)との違いをチェックしていきます。
- 子犬の頃は、体の一部分がクリームがかった毛色をしていて、成長をしていく過程で体全体が白くなっていくこと。
- 白(ホワイト)は元々が白色のため、他の色、ブラックやレッドのように毛色が薄くなることがないこと。
- 鼻や目、目の周り、さらに肉球、爪は真っ黒。
- 白い毛のため、他の色より汚れ、涙焼けが目立つこと。
この4つが、他の色との違いとなります。
白いトイプードルの性格
白いトイプードルは、とても温厚で愛情表現が豊かなことから、人に好かれやすい性格をしています。
そして、人の言葉をよく聞き、状況判断ができるように感じられます。
このように、温厚で愛情表現が豊かで、人の言葉をよく聞くことができ、状況判断ができることなどから、人に好かれやすく、家族として迎えいれやすいと思います。
白いトイプードルの値段
白いトイプードルの値段を調べてみました。
最近、白いトイプードルをあまり見かけなくなり、あえて白を迎える飼い主さんが少ないことから、一番人気のレッドから比べると、少しリーズナブルとなっています。
では、白のトイプードルの価格はどれくらいかと言うと、20万円から30万円くらいです。
トイプードルを飼うための年間費用はいくら必要? の記事内、トイプードルの購入費用のところで、 15万円から50万円くらいで、メスのほうがオスよりも比較的に高い傾向になっていると説明しています。
さらに、ペットショップで購入すると、購入費用とは別に、購入時のパック料金などが 5万円から8万円程度必要になり、このパック料金はペットショップによって違いがあることも説明しています。
ここで記載した値段については、地域やペットショップ、さらにはブリーダーによっても違いがありますので、参考程度にしておいてください。
白いトイプードルに似合うカットスタイル3選
最近のカットスタイルの傾向は、テディベアカットを基本としたカットスタイルをよく見かけます。
このテディベアカットについては、白いトイプードルが珍しい理由 のところで、およそ10年ほど前、マズルの部分をカットしないで残すスタイルが出始めと説明しています。
この、テディベアカットが出始める前は、マズルの部分をカットする形がトイプードルのカットスタイルの基本で、一昔前は、トイプードルと言えば白というイメージがありました。
これらのことから、白いトイプードルに似合うカットスタイル3選を紹介します。
- ラムカット
- マッシュルームカット
- コンチネンタルクリップ
では、画像をつけて紹介します。
ラムカット
このラムカットは、マズルの部分が長い子におすすめで、顔バリと言って顔の部分をカットしてしまうのが特徴です。
ラムカットとは、羊(ラム)を思わせるようなカット方法です。
特に羊と同じような、白のトイプードルには特におすすめです。
普段は、上の画像のように体全体に少しフワッとした感じで毛を残すスタイルがおすすめで、夏などの暑い時期は、下の画像のように体全体や、足の部分の毛を短くするのも良いと思います。
マッシュルームカット
このマッシュルームカットは、少し小さめの子にお似合いだと思います。
白いトイプードルの毛はフワフワモコモコが特徴であることから、画像のようにマズルの部分をテディベアカットのように少し小さめでカットし、耳の部分をフワッと仕上げればとても可愛くなりますよ。
なので、マッシュルームカットは、少し小さめの子にお似合いだと思います。
コンチネンタルクリップ
トイプードルと言えば、コンチネンタルクリップと言うほど有名なカット方法です。
ドックショーくらいでしか見ることができなくなったカットスタイルですが、セレブのお家で飼われている優雅なトイプードルのカットスタイルです。
白のトイプードルにはとてもお似合いのカットスタイルですので、ぜひ挑戦してみて下さい。
まとめ
トイプードルの白が珍しい理由は?値段や性格・似合うカットも解説!は、いかがでしたでしょうか。
一昔前までは、トイプードルと言えば白という時代もありましたが、最近は、白のトイプードルが珍しくなり見かけなくなってしまったと説明しました。
その理由が、テディベアカットというカット方法が出始め、人気の色が、レッドやアプリコットに変わり始めたことで、白いトイプードルが珍しくなっていったとも説明しました。
そして、白のトイプードルの性格や値段、さらに、白いトイプードルに似合う以下の、カットスタイル3選も紹介しました。
- ラムカット
- マッシュルームカット
- コンチネンタルクリップ
白いトイプードルが珍しくなり、なかなか見かける機会も少なくなりましたが、トイプードル基本色でもある、白のトイプードルも気品があって優雅な感じを受けると思います。
我が家でも少し前までは白のブリーディングをしていましたが、とても穏やかで飼いやすかったです。
お手入れなど、少し大変なところもありますが、探してみても良いのではないでしょうか。
よければ、我が家の犬たちの状況を、プードルズハウス のサイトで一度見てください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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