子犬の頃はぬいぐるみみたいに可愛かったのに、最近なんだか顔つきが変わって“あれ?ブサイクになった…?”
そんなふうに感じて戸惑っている飼い主さんいませんか。
実は、トイプードルには成長の途中で“ブサイク期”と呼ばれる時期があり、多くの飼い主さんが同じように悩みを抱えています。
毛が抜け変わったり、毛色が変化したり、顔の輪郭が成犬へと近づいたりするため、「前より可愛くないかも」と思ってしまうのです。
これは一時的な成長の過程で、多くの子がこの時期を経て大人らしい魅力を持ったトイプードルに育っていきます。
この記事では、トイプードルのブサイク期がいつ頃訪れるのか、なぜ“可愛くない”と感じやすいのか、そしてその時期にできるケアや心構えについて、わかりやすく解説していきます。
トイプードルのブサイク期っていつ頃?
トイプードルのブサイク期っていつ頃・・・
明確な答えはありませんが、多くの場合 生後4か月から1歳頃 にかけて訪れるといわれています。
要するに、子犬のふわふわした「パピー毛」が徐々に抜け落ちて、成犬のしっかりした毛質に生え変わる時期が、生後4か月から1歳頃で、この時期が、トイプードルのブサイク期に当てはまるようです。
さらに、この時期は、成犬のしっかりした毛質に生え変わる過程で、ふわふわしていた毛がチリチリに見えたり、毛色がまだらに変化したりするため、飼い主さんからすると「うちの子、ちょっと可愛くないかも?」と感じやすくなります。
また、毛並みだけではなく 骨格や顔つきの変化 も重なります。
マズル(口まわり)が伸びてきたり、耳の位置や体のバランスが変化するため、子犬の「ぬいぐるみのような可愛さ」が薄れ、アンバランスに見えることもあります。
しかし、これはどの子にも起こる自然な成長の過程であり、将来的には整って“トイプードルらしい可愛さ”が戻ってくるので、心配はいりません。
なので、トイプードルのブサイク期は、生後4か月から1歳頃 にかけて訪れるということになります。
「トイプードルの成犬が可愛くないと感じる理由」については、別の記事で詳しく紹介しています。
気になる方はそちらもご覧ください。
トイプードルが可愛くないと感じる理由
子犬の頃はあんなに可愛かったのに…
そう感じてしまうのは、実はトイプードルの成長に伴う自然な変化が理由です。
ここでは、飼い主さんが「可愛くないかも」と思ってしまう代表的な3つの要因を見ていきましょう。
- 毛の生え変わりで毛並みが乱れる
- マズル(口まわり)が伸びて顔つきが変わる
- 体型のバランスが崩れて見える
それでは、順番に説明します。
毛の生え変わりで毛並みが乱れる
トイプードルのブサイク期っていつ頃?のところで、成犬のしっかりした毛質に生え変わる時期であると説明しました。
要するに、ブサイク期の大きな特徴としては、パピーコートからアダルトコートへの生え変わりの時期のことを言い、子犬特有のふわふわした毛が徐々に抜け落ち、代わりにチリチリとした大人の毛が生えてきます。
マズル(口まわり)が伸びて顔つきが変わる
もうひとつ大きな変化は、マズル(口まわり)の成長です。
子犬の頃は短くて丸い顔立ちをしていますが、成長に伴ってマズルが前に伸び、顔全体のバランスが変わってきます。
この変化が「ぬいぐるみのような可愛さ」から「大人っぽい顔立ち」へ移行するきっかけになり、一時的に違和感を覚える飼い主さんも少なくありません。
体型のバランスが崩れて見える
成長期には手足や胴体のバランスがアンバランスに見える時期があります。
足だけが長く見えたり、体に対して頭が大きく見えたりするため、子犬らしい丸みが薄れ、「不格好」に見えてしまうのです。
しかし、このアンバランスさも一時的なもので、成長とともに自然に整っていきます。
見た目の変化は毛色や毛質の影響も大きいです。
特に「レッドの退色」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ブサイク期はどれくらい続く?
「ブサイク期」と呼ばれるのは、子犬から成犬へと成長する生後4か月〜10か月頃の時期が多いです。
ただし個体差があり、早い子では生後3か月から始まり、長い子では1歳を過ぎても毛の切り替わりや顔つきの変化が続くこともあります。
毛の生え変わりがスムーズに進み、体型もバランスよく整っていく子は、数か月でブサイク期が終了します。
この場合、飼い主さんが「ちょっと毛が乱れているな」と思う程度で終わり、あっという間に可愛さが戻ってくることも。
一方で、毛質がチリチリに変わる子や、体型のバランスが崩れやすい子は、1歳前後までブサイク期が長引くこともあります。
特に「マズルが急に伸びる」「耳の毛がばらつく」などの変化が強い場合は、見た目に違和感を覚える期間が長く感じられるでしょう。
これらのことから、ブサイク期はどれくらい続くのかというと、生後4か月〜10か月頃の時期が多く、場合によっては、1歳前後まで長引くこともあるということになります。
このブサイク期は、決して「可愛くなくなる時期」ではなく、子犬から大人へ成長している証で、一時的にバランスが崩れて見えるだけで、適切なケアを続ければ成長とともに整い、むしろ大人の魅力が際立つようになってくるでしょう。
ブサイク期を可愛く乗り切るためのケア方法
ブサイク期は見た目のバランスが崩れやすい時期ですが、日々のケア次第で印象をグッと良く見せることが可能です。
飼い主さんが少し工夫するだけで、「うちの子、今が一番可愛いかも!」と思える瞬間も増えていきます。
毛が伸びっぱなしになると、余計に乱れて見えてしまいます。
定期的にトリミングサロンで「パピー風カット」や「ナチュラルカット」をお願いすると、シルエットが整い、毛のばらつきも目立ちにくくなります。
特に顔周りは印象を左右しやすいので、目や口まわりの毛をスッキリ整えるだけでも可愛さがアップします。
毛の切り替わりの時期は毛が絡みやすく、パサついて見えることもあります。
毎日のブラッシングで絡まりを取り、血行を促すことで毛並みが整い、ツヤ感が戻ってきます
ブサイク期だからこそ、ブラッシングで整える習慣を意識しましょう。
被毛の健康は食事からも影響を受けます。
オメガ3脂肪酸やビタミンが含まれるフードやサプリメントを取り入れることで、毛並みのツヤやハリが変わってきます。
栄養をしっかり与えることで、ブサイク期を短く乗り切れる可能性もあるのです。
「ブサイク期」と呼ばれても、実は成長の過程でしか見られない貴重な姿です。
この時期にしかないあどけなさやアンバランスさを、写真に残して楽しむのもおすすめ。
成犬になったときに見返せば、「この時期もやっぱり可愛かった!」と愛おしさが倍増します。
ブサイク期をきっかけにトリミングで印象を変えるのもおすすめです。
以下の「トリミング関連」の記事も参考にしてみてください。
ブサイク期をポジティブにとらえるために
「ブサイク期」という言葉だけを聞くと、ネガティブなイメージを持ってしまうかもしれません。
しかし実際には、この時期はトイプードルが大きく成長している証であり、むしろ誇らしい瞬間でもあるのです。
成長の証として受け止めるようにしましょう。
顔のバランスが崩れたり毛がバサバサして見えるのは、骨格や被毛が成犬に向かって変化しているサインです。
つまり「ブサイク期=健康に成長している証拠」。
一時的なものなので、「今しか見られない特別な姿」と前向きに考えると、愛犬との時間がより愛おしくなります。
さらに、可愛いギャップを楽しむことをしてみましょう。
子犬らしいあどけなさと、成犬らしい凛々しさが混ざり合うのも、この時期ならではの魅力です。
たとえば「耳だけフワフワ」「体は大人っぽいのに顔はまだ幼い」といったギャップは、飼い主だけが見つけられる“宝物”。
写真や動画に残しておけば、あとで見返したときに必ず微笑んでしまうでしょう。
最後は、個性を大切にすることです。
トイプードルは個体差が大きく、ブサイク期の見え方もそれぞれです。
「うちの子は鼻が伸びてきたな」「ちょっと毛がゴワつくな」——そんな特徴も、やがて唯一無二の個性になります。
完璧な“可愛さ”を追い求めるのではなく、その子らしさを大切にする心構えが、ブサイク期を明るく乗り切る秘訣です。
まとめ
トイプードルのブサイク期っていつ頃?可愛くない時期の理由とケアの方法を解説!はいかがでしたでしょうか。
トイプードルの「ブサイク期」は、見た目の変化やアンバランスさに戸惑う時期ですが、これは健康に成長している証でもあります。
- 毛の質感や量が変化しても、やがてふんわりと整っていく
- 顔つきが大人っぽくなっても、可愛さは必ず戻ってくる
- この時期ならではの“ギャップ”は一生の思い出になる
こうしたポイントを知っておくだけで、不安はぐっと軽くなるはずです。
ブサイク期はほんの一瞬。大人に近づくステップとして前向きにとらえ、愛犬の個性を楽しみながら過ごしてください。
写真や動画に残しておけば、「こんな時期もあったね」と懐かしく振り返る日がきっと来ます。
あなたとトイプードルの毎日が、可愛さだけでなく成長の過程も含めて宝物になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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