犬の本気噛みでトイプードルが多いのはなぜ?噛み癖が治らない理由と対処法を解説!

犬の本気噛みでトイプードルが多いのはなぜ?噛み癖が治らない理由と対処法を解説! トイプードルに関すること

犬の本気噛みでトイプードルが多いと言われるのはなぜでしょうか。

トイプードルは人気の犬種で、飼われている頭数が圧倒的に多いことから、飼い主さんの飼育上の悩みが多いことが考えられます。

この飼育上の悩みの中で多いのが、本気噛みだと言われています。

我が家から迎えてもらった飼い主さんの中でも、飼育上の悩みで一番多いのが、本気噛み、すなわち噛み癖についての悩みです。

そこで今回は、犬の本気噛みでトイプードルが多いのはなぜ?噛み癖が治らない理由と対処法を解説!というタイトルで、トイプードル専門ブリーダーの私が説明していきます。

ぜひ最後までお付き合いいただき、本気噛みや噛み癖の対象法を試してみてください。

犬の本気噛みでトイプードルが多いのはなぜ

トイプードルの凶暴な表情【ブラック】

犬の本気噛みでトイプードルが多いのはなぜか、冒頭文で説明した通り、トイプードルが飼われている頭数が多いこと、そして飼育上の悩みで多いのが本気嚙みだと説明しました。

では実際どれくらい、トイプードルの登録数が多いかというと、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(以下「JKC」という)の、2023年の雑種を除いた登録数全体の約、1/4、25%程度です。

2023年の「JKC」の登録数約31万頭のうち、1位のトイプードルが約7万8千頭で、2位のチワワが約4万9千頭、3位のダックスフンドが約2万9千頭で、トイプードルの登録数が多いことがわかります。

なので、犬の本気噛みでトイプードルが多くなる理由は、トイプードルの飼育数が多いこと、そして飼育上の悩みで多いのが本気噛みということになります。

犬の本気噛みとは

犬の本気噛みとは、どのような行動のことでしょうか。

犬は基本的に、犬や人など相手を威嚇することや、自分自身を守ることを目的として、唸ったりして噛みつくことを本気噛みと言います。

そして基本的なこと以外に、犬自身が気に入らないことが起こった場合にも、攻撃する行動も見られます。

さらに、飼い主について本気で噛む場合は、噛むことで飼い主が嫌なことを止めてくれると学習してしまっている可能性があり、飼い主より自分の方が立場が上と学習してしまった場合がほとんどです。

このことから、飼い犬の本気噛みのほとんどが、犬自身が気に入らないことが起こった場合に攻撃して、噛みつくことを言います。

犬の本気噛みでトイプードルの飼育上の悩みが多い4つの理由

犬の本気嚙みがで、トイプードルの飼育上の悩みが多くなる理由があります。

そのおもな4つの理由を解説していきます。

  • 飼育上の悩みの理由その①【無理なブラッシング】
  • 飼育上の悩みの理由その②【噛めば嫌なことが終わる】
  • 飼育上の悩みの理由その③【大きめのトイプードル】
  • 飼育上の悩みの理由その④【しつけの失敗】

トイプードル専門ブリーダーの私がこの4つの理由について細かく解説していきます。

飼育上の悩みの理由その①【無理なブラッシング】

無理なブラッシングとはどのようなことでしょうか。

トイプードルは、シングルコートのため、被毛が伸びますし、ほとんどの子が巻き毛で、ブラッシングが必要になります。

そのブラッシングには、毛玉を作らないようにと、スリッカーブラシなどを使って丁寧にブラッシングをしようと一生懸命になっていませんか。

そして、少しでも嫌がっているにも関わらず、無理にブラッシングしていることはありませんか。

嫌がっているにも関わらず続けていると、ブラッシングを止めさせようとして、しだいに噛むようになってきます。

このようなことを続けていると、ブラッシングそのものを嫌がるようになり、スリッカーブラシを持って抱っこするだけで、うなり声をあげて噛むようになることが出てきます。

これが、無理なブラッシングということになります。

なので、あまり無理なブラッシングをすると、噛み癖がついてしまうことがあります。

飼育上の悩みの理由その②【噛めば嫌なことが終わる】

噛めば嫌なことが終わる。

これはどういうことか分かりますか。

トイプードルはとても頭の良い犬種です。

頭が良いということは、飼い主さんにとって、都合の良いことも、都合の悪いことも覚えてしまうということになります。

飼い主さんにとって都合の悪いこと、すなわちトイプードルが嫌だと感じている時に、飼い主さんに噛むという行動をすることを覚えてしまった。

このことが、トイプードル自身、噛めば嫌なことが終わると、間違って学習してしまったことになります。

飼育上の悩みの理由その③【大きめのトイプードル】

大きめのトイプードル、たとえば、4㎏以上の子に噛まれたりするのと、普通の大きさである、3㎏台もしくはそれよりも小さな子に噛まれたりするのと、どちらが危険でしょうか。

普通の大きさや、少し小さめの子に噛まれた場合は、さほど大きなけがにならない可能性がありますが、4㎏以上の子に噛まれたりすると、噛まれたところに穴があくような大きなけがになってしまいます。

普通の大きさである、3㎏台やそれより小さい子が、噛むという行動をしてしまうことは決して良いことではありません。

しかし、4㎏以上の大きめのトイプードルに噛まれると、大きなけがになってしまうことから、飼育上の悩みの理由が多くなるわけです。

飼育上の悩みの理由その④【しつけの失敗】

しつけの失敗について説明します。

別の記事、トイプードルのしつけに失敗すると凶暴になる?の記事で解説していますが、しつけの重要性や、しつけの失敗の原因について簡単に説明します。

しつけの重要性は、子犬の時期に家族全員が子犬に対して、上下関係をしっかり構築し、やさしく接しながらしっかりリーダーシップを示し、信頼関係を築き安心感を持たせ確実にしつけをしていくことです。

しつけの失敗の原因は、しつけ時のルール統一ができなかったことや、からかいながらしつけてしまったことで、犬が混乱してしまったこと、そして信頼関係が築けなかったことです。

しつけがしっかりできないと、社会化を身につけさせることができなくなります。

このことから、しつけの失敗も飼育上の悩みとなっています。

トイプードルの本気嚙みの対処法

トイプードルの凶暴な表情【ブラック】

トイプードルの本気噛みの対処方法について説明します。

こちらの記事についても、別の記事、トイプードルのしつけに失敗すると凶暴になる?の記事の中でも関連した内容で説明しています。

しつけに失敗すると凶暴になることは、すなわち、本気嚙みの対処法とほぼ同じになります。

凶暴になるということは、まずは画像のように、唸って威嚇する体制になり、噛みついてきます。

ではなぜ、このような体制になるかというと、トイプードルからすると、威嚇をしないといけない状況にあることや、嫌なことをされている場合に起きます。

要するに、しつけのやり直しが必要になるということです。

しつけのやり直しは、しつけの失敗の原因をしっかり把握し、一つ一つ焦らずに克服して対処していくしかありません。

まずは、しつけをする時の家族全員のルール統一、そして叱るのでなく、うまくできた時に褒めて教えるなど、子犬のしつけはいつから?の記事も参考にしつけを見直してみましょう。

まとめ

 

さて今回の、犬の本気噛みでトイプードルが多いのはなぜ?噛み癖が治らない理由と対処法を解説!はいかがでしたでしょうか。

トイプードルが本気嚙みをするようになってしまい、噛み癖が治らなかったりすると、とても大変ですよね。

トイプードルの本気噛みが多い理由を説明をしました。

そして、犬の本気噛みでトイプードルの飼育上の悩みが多い、次の4つの理由も紹介しました。

  • 飼育上の悩みの理由その①【無理なブラッシング】
  • 飼育上の悩みの理由その②【噛めば嫌なことが終わる】
  • 飼育上の悩みの理由その③【大きめのトイプードル】
  • 飼育上の悩みの理由その④【しつけの失敗】

さらに、噛み癖が治らない理由や対処法を解説しましたので、参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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