「ブリーダーの見学って、実際に何をするんだろう?」
そう思いながらも、一歩踏み出せずにいる方は、意外と多いのではないでしょうか。
ペットショップであれば、買い物のついでに立ち寄ることもできます。
ガラス越しに子犬を見ることもでき、「今日は見るだけ」という選択も自然です。
けれど、ブリーダーの家となると少し違います。
事前に予約をして、家の中に入る。
時間を作ってもらい、一対一で話をする。
その状況を想像するだけで、
「まだ決めていないのに行っていいのだろうか」「その場で決めないといけないのではないか」
そんな気持ちが生まれることもあるかもしれません。
今回は、プードルズハウスの見学が実際にどんな流れで進むのか、包み隠さず、正直に書いてみようと思います。
見学は“決断の場”ではありません。
そのことが、少しでも伝われば嬉しいです。
見学と聞いて、不安になる理由
「見学」と聞くと、少しだけ身構えてしまう。
そんな経験はありませんか。
見学=その場で決めるもの。
見学=ある程度覚悟ができた人が行く場所。
どこかで、そんなイメージが出来上がっているのかもしれません。
さらに、ブリーダーという立場に対しても、
・専門家だから、知識がないと失礼ではないか
・時間を取ってもらうのだから、冷やかしは失礼ではないか
・断ったら悪いのではないか
そんな気持ちが重なって、「まだ迷っている段階では行ってはいけないのでは」とブレーキをかけてしまうことがあります。
以前にも、
ブリーダーの家ってどんなところ?|見学に踏み切れない理由を考えてみました
で触れましたが、“見えない不安”は想像を膨らませます。
けれど、その不安の多くは、実際の流れを知らないことから生まれているのかもしれません。
プードルズハウスの見学当日の流れ
では実際に、見学の日はどんな時間になるのか。
特別な準備は必要ありません。
かしこまった服装も、詳しい知識もいりません。
まず最初にするのは、「子犬を見ること」ではなく、お話をすることです。
どんな暮らしをされているのか。
これまで犬とどんな時間を過ごしてきたのか。
今、どんなことで迷っているのか。
その方の背景を知らずに、「この子どうですか」とは言えないからです。
お話をしたあと、子犬と対面していただきます。
抱っこをしてもらい、動き方や表情を見てもらい、空気を感じてもらう。
「可愛い」だけでなく、「この子と暮らす自分を想像できるか」そこが大切だと思っています。
そして大事なのは、その場で決めなくてもいいということです。
一度持ち帰って、家族で話し合ってもいい。
やっぱり今はまだ早いと感じてもいい。
見学は、“決断の場”ではなく、“確認の時間”。
私はそう考えています。
私が見学で一番大切にしていること
見学の流れそのものよりも、私が大切にしていることがあります。
それは、「条件」よりも「相性」を見ること。
毛色や性別、価格といった条件はもちろん大切です。
けれど、それ以上に大切なのは、その子と一緒にいる時間の感覚です。
- 抱っこしたときの重み。
- 目が合ったときの空気。
- 無理をしていないかどうか。
そしてもうひとつ。
「即決」よりも「納得」を大切にすること。
その場の雰囲気で決めるのではなく、家に帰ってからも自然にその子のことを思い出すかどうか。
見学は、私が“売る”時間ではありません。
これから先、何年も続く関係の最初の時間です。
だからこそ、急がなくていい。
迷っているなら、その迷いも含めて大切にしたいと思っています。
実際に迷いながら来てくれた方の話
これまでにも、「まだ決めきれていないんです」と言いながら見学に来てくださった方がいます。
最初はとても慎重でした。
「その場で決めなければいけませんか?」「まだ家族とも話し合えていなくて…」
そう正直に話してくれました。
もちろん、その場で決める必要はありません。
むしろ、迷いがある状態で来てくれたこと自体が、真剣に考えている証だと思っています。
実際に、迷いながら足を運び、話をして、子犬と触れ合い、
「ここなら大丈夫かもしれない」と感じてくださったご夫婦のことは、
12/7に見学・成約になった理由|安心して迎えられたトイプードル にも書いています。
決め手は、条件ではなく「安心感」だったと後から聞きました。
見学は、決断を迫る時間ではありません。
安心できるかどうかを、自分の感覚で確かめる時間なのだと思います。
見学は“決断の場”ではなく“確認の場”
見学という言葉に、少し重さを感じてしまう方もいるかもしれません。
けれど、プードルズハウスにとって見学は、「契約のための時間」ではありません。
それは、この子と暮らす未来を想像できるかどうかを確かめる時間。
そして、この場所、この人となら、長く付き合っていけそうかを感じる時間。
犬を迎えることは、大きな決断です。
だからこそ、焦らなくていい。
迷っているなら、その気持ちのまま来ていただいて大丈夫です。
「今日はまだ決めません」
そう言って帰っていただいても構いません。
見学は、決断をする場所ではなく、“自分の気持ちを確認する場所”。
そう思っていただけたら嬉しいです。

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