突然の物音に反応して吠える犬。
掃除機の音やインターホン、外を走るバイクの音など、「うちの子、音に敏感すぎるかも…」と感じたことはありませんか?
実は、犬が音に敏感で吠えるのには、きちんとした理由があります。
この記事では、犬がなぜ音に反応して吠えてしまうのか、そして飼い主が気をつけたい3つのポイントを、やさしく解説します。
音に対する反応は、単なる“うるさい行動”ではなく、犬にとって不安や緊張を表すサインであることも多いもの。
原因を知り、心が落ち着ける環境をつくることで、驚くほど穏やかに過ごせるようになります。
犬が音に敏感で吠えるのはなぜ
犬が音に敏感で吠えるのはなぜなんでしょう。
犬の聴力は、人間の約4倍ともいわれます。
私たちには聞こえないような小さな音や高い音、遠くの物音まで、犬にはしっかり届いているのです。
特に子犬期に外の音に触れる機会が少なかった犬や、神経質な性格の犬は「音=危険」と感じやすく、ちょっとした刺激にも過剰に反応してしまうことがあります。
ここでは、音に敏感で吠える理由を確認してみましょう。
音への“慣れ”が足りない場合
外の生活音や他の犬の鳴き声など、“音の経験”が少ない犬は、初めて聞く音に不安を感じやすくなります。
子犬期から少しずつ音に慣らすことで、「これは怖くない」と自然に学ぶことができます。
警戒心が強く、守ろうとする本能
犬は家族を守る意識がとても強い動物です。
インターホンや外を通る人の足音などに敏感に反応し、「何かが来た!」と感じて吠えることもあります。
特に小型犬は身体が小さい分、声で存在をアピールする傾向があります。
ストレスや不安からくる反応
長時間の留守番や生活リズムの乱れなど、心が落ち着かない状態のとき、音への反応が強くなります。
吠える原因が音そのものではなく、心の不安定さにあるケースも少なくありません。
▶ 関連記事:トイプードルが留守番を苦手とする理由とは?
飼い主が気をつけたい3つのポイント
音に敏感で吠えるとき、飼い主の皆さん、対応に困っていませんか。
原因は、何とかわかるけれど、なかなか泣き止んでくれない、注意しても余計に吠えるなど、対応に困っている飼い主さんもいるようです。
なので、ここでは、飼い主が気をつけたい3つのポイントを紹介していきます。
- 「静かにして!」と叱らない
- 安心できる環境をつくる
- 音に慣らすトレーニングを少しずつ
では、順番に説明していきます。
「静かにして!」と叱らない
犬が吠えるたびに「うるさい!」と声を荒げてしまうと、その声もまた“刺激音”として伝わり、犬はますます興奮してしまいます。
吠えた時ほど落ち着いた声で静かに接し、吠える理由を探ることが大切です。
「この人は怖くない」と感じてもらうことで、犬の警戒心が少しずつ和らいでいきます。
叱るのではなく、落ち着かせること、これが一番大切なことです。
安心できる環境をつくる
愛犬が安心できる環境をつくっておくことです。
例えば、いつも寝ているクレートの中など、愛犬が安心できる環境を作っておくことも必要です。
外の音を完全に遮断することは難しいですが、テレビや、やさしい音楽を流すだけでも、突然の物音をやわらげることができます。
また、ベッドやケージの位置を窓際から離したり、できるだけ、外部の音が聞こえにくくすることで、外の騒音を減らす効果もあります。
▶ 関連記事:トイプードルが吠える7つの理由と5つの解決策を解説!
音に慣らすトレーニングを少しずつ
“音慣れ”は一度でできるものではありません。
掃除機の音など、苦手な音がある場合は、まずは止めた状態で見せ、次に少し音を聞かせ、
慣れてきたら距離を縮めると段階を踏みます。
「怖くない音」と学習するまで、焦らず少しずつ。
時間をかけることが、安心への近道です。
トイプードルは特に音に敏感?
トイプードルは非常に知能が高く、感受性も豊かな犬種です。
そのため、飼い主の表情や声のトーン、家の中のちょっとした変化にも敏感に反応します。
「音が怖い」のではなく、「飼い主の不安を感じ取っている」というケースも多く見られます。
まずは飼い主自身が落ち着いた気持ちで過ごすことが、
犬にとって一番の安心材料になります。
▶ 関連記事:トイプードルが飼い主に安心する瞬間|“信頼の5つのサイン”を見逃さないで!
まとめ
犬が音に敏感で吠えるのはなぜ?飼い主が気をつけたい3つのポイント!はいかがでしたでしょうか。
犬が音に敏感で吠えるのは、本能や性格、そして環境の影響が重なっていることがほとんどです。
それは「わがまま」ではなく、犬なりの一生懸命なコミュニケーションなのです。
叱るのではなく、理解する。
怖がるのではなく、安心させる。
その繰り返しの中で、犬は少しずつ音に慣れ、あなたを信頼するようになります。
音に敏感な犬ほど、感受性が豊かで、愛情深い性格の子が多いものです。
その個性を「困った」ではなく「魅力」として受け止めてあげてくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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