トイプードルの歯の生え変わりで噛み癖で思い当たることはありませんか。
「最近、うちの子がやたらと噛んでくる…」
「家具の脚や手を狙ってきて、まるで狂ったように興奮している」
そんなふうに感じている飼い主さん、それはもしかすると“歯の生え変わり”が原因かもしれません。
トイプードルの子犬は、生後4〜7ヶ月頃に乳歯から永久歯へと生え変わる大切な時期を迎えます。
この時期、口の中に違和感やムズムズ感を覚えることで、噛む行動が急に増えたり、甘噛みが激しくなることがよくあるのです。
この記事では、そんな歯の生え変わり期の“噛み癖”の原因と、安心して乗り越えるためのしつけや遊び方の工夫を、やさしく丁寧に解説していきます。
トイプードルの歯の生え変わりで噛み癖が増える?
トイプードルの子犬が歯の生え変わりで突然噛むようになった。
そんな変化に驚いた経験はありませんか?
実はこの“噛み癖”は、歯の生え変わり時期によく見られる自然な行動です。
生後4~7ヶ月頃の子犬は、乳歯が抜けて永久歯へと生え変わる大切なタイミング。
その過程で口の中にムズムズとした違和感が生じ、何かを噛んで紛らわせようとする本能が働きます。
特にトイプードルのような活発で好奇心旺盛な犬種では、この時期に噛みたい衝動が強く現れやすく、手や家具、布製品などを標的にしてしまうことも。
ここからは、なぜ生え変わりが「噛み癖」につながるのか、その具体的な原因をわかりやすく解説していきます。
➤ 生え変わり時期の不安は「夜泣き」として表れることも。
トイプードルの子犬が寝ない原因と夜泣き対策はこちらの記事で詳しく解説しています。➤ 噛み癖と同時に「飼い主にべったり」な様子も見られる場合、依存行動の兆しかもしれません。
依存行動の見極めと対策はこちらの記事をご覧ください。
乳歯から永久歯への移行によるむずがゆさ
子犬の歯の生え変わりは、ちょうど人間の子どもの「歯がムズムズする」感覚に似ています。
トイプードルの子犬は生後3週間頃から乳歯が生え始め、生後6ヶ月頃には永久歯に生え変わります
このとき、乳歯が抜ける刺激や、歯茎の中で永久歯が押し上がってくる違和感が強くなり、口の中がむずがゆくてたまらなくなるのです。
そのムズムズを解消するために、子犬たちは本能的に「噛む」という行動を繰り返します。
家具の脚、ラグ、飼い主の手や足、布団の端など、目に入ったものはなんでも対象にしてしまうこともあるでしょう。
噛むことで「痛みを紛らわしたい」「スッキリしたい」という欲求が満たされるため、噛み癖が急に強まったように感じるのもこの時期の特徴です。
もちろん悪気があるわけではありません。
むしろ“自然な成長の一部”と受け止め、適切な対応をしてあげることが大切です。
口周りへの刺激欲求とストレス発散
歯の生え変わり時期には、単なるむずがゆさだけでなく、子犬特有の「刺激を求める気持ち」も強くなります。
特にトイプードルのように頭が良く、エネルギッシュな犬種は、日々の刺激が不足するとストレスを感じやすくなります。
すると、気を紛らわせるために「噛む」という行動で発散しようとするのです。
この時期の子犬は、
- 遊び足りない
- かまってほしい
- 退屈している
そんな感情が、すべて「噛む」行動に結びつきやすくなります。
さらに、生え変わりによる違和感と感情の高ぶりが重なることで、「噛む=スッキリする」という経験を学習し、習慣化してしまうことも。
こうした背景を理解しておくことで、「なんで噛むの!?」という不安や怒りを、少しだけ穏やかな気持ちで受け止められるようになるかもしれません。
噛み癖としつけの境界線とは?
歯の生え変わりによる“噛む”行動は、一時的なものだからといって放っておいてよいのでしょうか?
答えは「NO」です。
確かに、成長過程における自然な欲求であり、無理に止める必要はありません。
しかし、それが「人の手や足を噛む」「叱ってもやめない」など、日常生活に支障をきたすようになれば、“しつけ”として向き合うべき段階に入っています。
ではどのタイミングで“遊びの噛み”から“問題行動”へと変化するのでしょうか?
ここでは、しつけのポイントを見極めるためのサインや、間違った対応によって悪化させてしまうケースも含めて、わかりやすくご紹介します。
歯のムズムズと甘噛みの区別
子犬が噛んでくるとき、「これは甘えているのか、それともイライラしているのか?」と迷ったことはありませんか?
歯の生え変わり時期に見られる“噛む”行動の多くは、実は「甘噛み」です。
特にトイプードルのような人懐っこい犬種は、愛情表現の一環として軽く歯を当てることがあります。
ただし、次のような行動が見られる場合は、単なるムズムズによる噛み癖ではなく、しつけの対象として注意が必要です。
- 噛む力が徐々に強くなってきている
- 興奮状態で手に飛びついてくる
- ダメと伝えてもやめない・逆にエスカレートする
- 特定の人(子どもやお年寄りなど)にだけ強く噛む
このようなサインが見られたら、甘噛みを通り越して「自分の欲求を通す手段」として噛むようになっている可能性があります。
ムズムズによる一時的な噛み癖は、正しい遊び方や噛んでよいおもちゃの提供で自然と落ち着きます。
しかし、感情をコントロールできずに噛む癖がついてしまうと、成犬になってからも行動が定着してしまうことがあります。
噛みグセが“問題行動”になる前に
歯の生え変わりによる一時的な噛み行動は、見守ってあげる姿勢も大切ですが、だからといって完全に放置してしまうと、後々「しつけのしにくい問題行動」に発展してしまうリスクがあります。
特に注意したいのが、次のようなケースです。
- 「噛めば構ってもらえる」と覚えてしまう
- 興奮しすぎて自分で噛む力の加減ができなくなる
- 家族によって対応がバラバラで、犬が混乱してしまう
これらはすべて、“学習”によって悪いクセが強化されてしまう典型例です。
トイプードルはとても賢いため、一度覚えた行動を定着させるスピードも早いのが特徴です。
そのぶん「ダメなものはダメ」「噛んでいいのはおもちゃだけ」といった一貫したルールを、早い段階で教えてあげることが大切になります。
噛みグセは放っておくほど改善が難しくなるため、成犬になる前のこの“子犬期”こそ、しつけのゴールデンタイム。
噛むことを頭ごなしに叱るのではなく、なぜ噛むのかという背景を理解したうえで、やさしく正しい方向へ導いてあげましょう。
➤ 噛み癖がエスカレートしやすい子には、ほかにも“吠える・暴れる”などの行動が見られることも。
その原因と対応法はこちらの記事を参考にどうぞ。
生え変わり期におすすめの遊び方&しつけ法
噛みたくなる気持ちは“ダメ”と押さえ込むのではなく、「噛んでいいものを与える」「別の行動で満たしてあげる」ことが大切です。
歯の生え変わり期は、子犬にとって心も体も変化の連続。
そんな時期だからこそ、ストレス発散と学びの両方を兼ねた遊びやしつけが効果的です。
このパートでは、飼い主さんと一緒にできる「正しい噛む遊び」や、トイプードルの噛みグセをやさしく改善していくためのポイントを解説していきます。
噛んでOKなおもちゃでストレス発散
生え変わりの時期、子犬は歯ぐきがムズムズして何かを噛まずにはいられません。
この自然な欲求を止めようとするのではなく、「噛んでもいいもの」をしっかりと与えてあげることが重要です。
おすすめは、以下のような“歯とストレスにやさしい”おもちゃです。
- ナイロン製の硬すぎない噛むおもちゃ
歯ぐきへの刺激がちょうどよく、満足感が得られます。 - 布系のロープトイ
ひっぱり遊びにも使えて、飼い主と一緒にストレス発散。 - 冷やして使えるゴム製おもちゃ
歯のムズムズがひどい時に冷たさで落ち着かせてくれます。
ここで大切なのは、“人の手や家具”を噛んでもいい対象にしないこと。
噛む対象は「おもちゃだけ」としっかり教えることで、遊びながらも自然と噛み癖の予防になります。
また、飼い主が構ってくれないときにも自分で楽しめるようなおもちゃを用意することで、留守番や一人遊びの練習にもつながりますよ。
遊びのルールを教えて“興奮しすぎ”を防ぐ
噛んでいいおもちゃを与えるだけでは、興奮しすぎる癖や制御不能な噛みグセは改善されません。
とくに遊びの時間に興奮が高まりすぎると、子犬は「噛むこと=楽しいこと」と誤って学んでしまうことがあります。
そこで大切なのが、「遊びにもルールがある」ということを教えてあげることです。
たとえば:
- 遊びのスタートと終了は飼い主が決める
- 興奮してきたら、いったん遊びを中断してクールダウン
- 手を噛んできたらすぐに反応せず、静かにその場を離れる
これにより、「遊びは楽しいけど、ルールを守らないと続けられない」と学び始めます。
特にトイプードルのような賢い犬種は、繰り返しの中でその意味を理解するのが早いです。
最初は根気が必要かもしれませんが、遊びを通じて“感情のコントロール”も一緒に育てていけるのです。
過度な叱責は逆効果になることもありますので、あくまで“冷静に、でも一貫性を持って”対応することを心がけましょう。
➤ しつこい後追いやかまってアピールも、遊び方の工夫で緩和されることがあります。
“後追い”行動のやさしい対策はこちらの記事も参考になります。
叱るよりも“切り替え”が大事
子犬が家具や手を噛んだとき、「ダメ!」と強く叱りたくなる気持ちはよくわかります。
ですが、感情的な叱り方は、子犬にとっては「何がいけないのか分からないまま怖い思いをした」という記憶になりかねません。
とくにトイプードルは感受性が強いため、強い言い方に過剰に反応して萎縮してしまうこともあります。
そこで大事なのが、「噛んだことを叱る」のではなく、「別の行動へ切り替える」こと。
たとえば:
- 手を噛んだら、無言でそっと離れる
- 家具を噛み始めたら、すぐに噛んでいいおもちゃを渡す
- 興奮が高まったら、いったん落ち着ける場所で休憩させる
このように、「これじゃないよ」「こっちならOKだよ」と選択肢を示すことで、子犬は“望ましい行動”を自然と選ぶようになっていきます。
しつけとは叱ることではなく、「どう行動したらいいかを伝えること」。
生え変わり期の噛みグセも、やさしく的確に“切り替えの経験”を積ませていくことで、少しずつ落ち着いていきますよ。
しつけに迷ったら相談を
子犬の噛み癖は、しつけの基本とも言えるテーマですが、実際に目の前で暴れたり、噛んだりされると「どう対応すればいいの?」と戸惑うものですよね。
特に歯の生え変わり時期は一時的に行動が激しくなるため、「今だけのことなのか」「このまま悪化しないか」と心配になる飼い主さんも多いでしょう。
そんなときは、ひとりで悩まずに、専門家のサポートを受けるという選択もあります。
正しい知識と具体的なアドバイスを得ることで、愛犬の問題行動を未然に防ぎ、より良い関係を築くことができますよ。
経験豊富なプロに相談するメリット
プロのドッグトレーナーやブリーダー、獣医師などに相談することで、愛犬の個性に合った対応方法を教えてもらえるのが最大のメリットです。
ネットや本の情報だけではわかりにくい「あなたの子犬だからこその対応」を具体的に教えてもらえるため、しつけへの不安もぐっと軽くなります。
また、早い段階で相談することで、ちょっとした“育て方のクセ”や“生活環境の影響”などにも気づくことができ、問題が大きくなる前に対処が可能になります。
プードルズハウスでもご相談を受け付けています
当ブリーダー「プードルズハウス」では、トイプードルの子犬をご家族に迎えていただいたあとも、しつけや育て方に関するご相談を継続的に承っています。
噛み癖や夜泣き、後追いといった子犬期に多いお悩みも、私たちがこれまでに育ててきた200頭以上の経験から、ひとつひとつ丁寧にアドバイスいたします。
「こういう時はどうしたらいいの?」「しつけの方向性が合っているか不安…」
そんな声にも、LINEや見学時の個別相談を通じてお応えしています。
トイプードルとの暮らしは、最初の小さなつまずきをどう乗り越えるかで、その後の絆が大きく変わります。
迷ったときは、どうぞお気軽にご相談くださいね。
🐾 ご相談・見学予約はこちらから
👉 プードルズハウス予約ページ
まとめ
トイプードルの歯の生え変わりで噛み癖が急増!子犬期に気をつけたいしつけと遊び方を解説は、いかがでしたでしょうか。
トイプードルの子犬に見られる噛み癖は、多くの場合、歯の生え変わりによる一時的なもの。
とはいえ、放っておくと“問題行動”に発展する可能性もあるため、早めに適切な対処をしてあげることが大切です。
大声で叱るのではなく、「噛んでいいものを与える」「安心できる環境を整える」「構いすぎず、突き放しすぎない」——そんなやさしい工夫で、子犬の自立を少しずつ育んでいきましょう。
うまくいかないときは、どうかひとりで抱え込まずに。
プードルズハウスでは、トイプードルとの暮らしに寄り添ったアドバイスをいつでもお届けしています。
噛み癖は“成長のサイン”。
焦らずじっくり向き合いましょう。
愛犬とあなたが、毎日をもっと楽しく過ごせるように。
その一歩を、今ここから始めてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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