犬との信頼関係の築き方ってどうすればいいのかわからないとういうことは、ありませんか?
「名前を呼んでも来てくれない」「目をそらされてしまう」──愛犬との距離を感じて、少し寂しくなった経験はありませんか?
犬との生活で大切なのは、単なる「しつけ」や「命令」ではなく、**お互いが安心して寄り添える“信頼関係”**です。
これはすぐに築けるものではありませんが、ある3つのステップを意識するだけで、確実に絆は深まっていきます。
今回は、初心者の方でも実践しやすい**“絆が生まれる3つのステップ”**を丁寧にご紹介します。
ステップ1:まずは“観察”からはじめよう
絆が生まれる ステップ1は、“観察”からはじめましょう。
”観察”とは「こちらが犬を理解しようとする姿勢」です。
犬の心の声は、言葉ではなく表情や仕草、動きに現れます。
たとえば──
・しっぽが下がっている=不安や恐れ
・耳が後ろに寝ている=緊張
・身体が固まっている=拒否や戸惑い
このような“サイン”を毎日少しずつ観察することで、犬の「好き・嫌い」や「安心・不安」を知ることができます。
逆に、こちらの都合だけで触れたり、構いすぎたりすると、犬は「この人、ちょっと怖い…」と警戒してしまいます。
観察とは、犬のリズムに合わせること。
そしてそれは、「私はあなたの気持ちを大切にしてるよ」という無言のメッセージにもなります。
ステップ2:受け入れ、否定しない距離感をつくる
絆が生まれる ステップ2は、受け入れ、否定しない距離感を作ることです。
人間関係と同じように、犬にも“心地よい距離感”があります。
信頼は、こちらの「好き」や「可愛い」という気持ちを押しつけるのではなく、犬の気持ちを尊重することから始まります。
たとえば、新しい環境に慣れない犬に対して、無理に抱っこしたり、触ったりするのはNG。
距離を置きつつ、優しく声をかけるだけで十分なのです。
大切なのは、「この人は、私のタイミングを待ってくれる」「無理をさせない」と犬に思ってもらうこと。
最初は、そっと近くに座っているだけでもOK。
犬が少しでも近寄ってくれたら、それは大きな一歩です。
犬にとって「この人は安全だ」と感じる時間を重ねることで、距離は自然と縮まっていきます。
ステップ3:小さな成功体験を一緒に積む
絆が生まれる ステップ3は、小さな成功体験を一緒に積むことです。
信頼関係を築くうえで欠かせないのが、「一緒に何かを成し遂げる」経験。
つまり、小さな成功体験の積み重ねです。
たとえば──
・「おすわり」ができたら褒めておやつをあげる
・名前を呼んで来たら、優しく撫でてあげる
・目を見て落ち着いて座ってくれたら「いい子だね」と声をかける
これらの瞬間は、犬にとって「この人といるといいことがある」と思わせる貴重な体験です。
特に大切なのは、大げさすぎず、でも真心のこもった褒め方。
声のトーンや表情で、「一緒に喜んでいるよ」という気持ちを伝えてください。
日々の中でこうした「成功→褒められる→うれしい」の循環を繰り返すことで、犬はあなたを“信頼できる存在”として認識するようになります。
焦らず、信頼は“ゆっくり芽生える”もの
信頼関係とは、言葉でつくるものではなく、態度・時間・体験の積み重ねで自然と芽生えるものです。
「観察→受容→成功体験」の3つのステップを繰り返すことで、犬との距離は少しずつ、でも確実に近づいていきます。
焦らなくても大丈夫。今日から、ほんの少し犬との接し方を変えるだけで、明日の関係が変わります
そしていつか、あなたの横で安心して眠る愛犬の姿が、信頼の証となるはずです。
まとめ
さて今回の、犬との信頼関係の築き方!絆が生まれる3つのステップとは?はいかがでしたでしょうか。
犬との信頼関係は、一瞬で築けるものではありません。
「観察する」「気持ちを受け入れる」「成功体験を共有する」──この3つのステップを意識すれば、少しずつ心の距離が近づいていきます。
焦らず、犬のペースに寄り添うことが、最大の愛情表現です。
今日の小さな一歩が、明日の大きな信頼へとつながっていくはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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