見た目の鮮やかなレッドの毛色はとても魅力的ですが、実際に育てていく中で、飼い始めた時より色が薄くなり、アプリコットになってしまった、と思う方もいるようです。
実は、トイプードルのレッドは、成長にともなって色が薄くなる、退色していくのが自然な特徴 です。
色の変化には、遺伝や体質、紫外線や生活環境など、さまざまな要因が関わっています。
ですが、退色はいつから始まるのか、なぜ退色するのか、を理解していれば、安心してその変化を見守ることができます。
ここでは、トイプードルのレッドの退色はいつから始まるのか、実際の例を交えながら解説します。
あなたの愛犬が成長する過程で見せてくれる“色の変化”を、前向きに楽しむきっかけになれば幸いです。
トイプードルのレッドの退色はいつから

トイプードルのレッドは、鮮やかで人気の高い毛色ですが、一生そのままの色を保つとは限りません。
多くのレッドの子は、成長とともに少しずつ毛色が薄くなり、アプリコットやクリームに近づいていきます。ただし、退色が始まる時期や進み方には大きな個体差があります。
多くのトイプードルは、パピーの毛質から成犬の毛質へ生え変わります。
一般的には、1歳半〜2歳頃になると毛質が安定し、毛色の変化もゆるやかになっていきます。
2歳頃から急に色が薄くなる子、ゆっくり数年かけて変化していく子、成犬になってもほとんど退色が目立たない子など様々で、この違いは、遺伝や血統による影響が大きく、飼育環境や体質も関係しています。
こちらは、我が家で育った同じレッドの子を、1歳頃と9歳で比較した写真です。
この子は1歳頃は鮮やかなレッドでしたが、5歳頃から少しずつ退色が目立ち始めました。
9歳になると、右側の写真のように短くカットした際には毛色がかなり薄くなっているのがわかります。
このように、多くのレッドの子は、成長とともに少しずつ毛色が薄くなり、アプリコットやクリームへと変化していく子も少なくありません。
退色する理由と色の変わり方
トイプードルのレッドが退色していくのは、特別な異常ではなく自然な現象です。
その理由を知っておくと、「うちの子だけ?」と不安になることも減るでしょう。
まず一つ目の退色の主な理由は、遺伝による色素の薄まりで、プードルはもともと「退色遺伝子」を持つ犬種といわれています。
毛のメラニン色素が成長とともに少なくなり、赤みが薄くなっていくのです。
さらに、新しい被毛への生え変わりで、子犬期の柔らかい毛から成犬の硬い毛に生え変わるとき、毛色がワントーン明るくなることがあります。
これは「毛質の変化」とともに起きる自然な退色です。
もう一つは、遺伝による影響ではなく、紫外線や生活環境の影響を受ける場合もあります。
強い日差しを浴びると毛の色素が分解され、退色が進みやすくなります。
また、シャンプーや食事の栄養バランスも毛色の変化に少なからず影響を与えます。
次に、色の変わり方を紹介します。
- レッド → アプリコット
最も多い変化で、鮮やかな赤みがだんだんと薄まり、柔らかい印象のアプリコット色になります。 - レッド → クリーム
個体によってはさらに淡いクリーム色まで退色することがあります。 - 部分的な退色
顔周りや耳の毛から色が抜けやすく、全体ではなく部分的に薄くなっていく子もいます。
健康な被毛を保つためにできること
トイプードルのレッドが退色するのは自然な現象であり、日頃のケアだけで完全に防ぐことはできません。
ですが、皮膚や被毛を健康な状態に保つことは、美しい毛並みを維持するうえで大切です。
ただし、栄養バランスの良い食事や適切なお手入れを心がけることは、毛色にかかわらず、皮膚と被毛を健康な状態に保つために大切です。
ここでは、愛犬の健やかな被毛を保つために、日頃から意識したいことをご紹介します。
まず最初は、栄養バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
毛の色やツヤには栄養が深く関わっています。
タンパク質、オメガ3脂肪酸、ビタミン類をバランスよく含むフードを選びましょう。
特に、皮膚と被毛の健康を支える栄養を不足させないことが大切です。
ただし、食事によって遺伝的な退色を防げるわけではありません。
次に、ストレスを減らす生活を意識してみましょう。
ストレスは被毛の健康状態に影響し、毛色の変化にもつながる可能性があります。
十分な運動と安心できる生活環境を整え、心身ともに健やかな状態を保ってあげることが大切です。
また、紫外線対策や適切なシャンプー・ケア用品を選ぶことも大切です。
直射日光は毛色を退色させる大きな原因のひとつです。
散歩の時間を朝や夕方にずらしたり、ドッグ用のUVカットウェアを利用することで、毛へのダメージを抑えることができます。
散歩で汚れた場合などにシャンプーする場合、刺激の強いシャンプーは毛や皮膚に負担をかけ、退色を進める原因になることも。
できるだけ犬用の低刺激・保湿効果のあるシャンプーを使用し、定期的なブラッシングで毛の状態を整えましょう。
まとめ

今回は、トイプードルのレッドの退色はいつから始まるのか、その時期や原因についてご紹介しました。
トイプードルのレッドは、鮮やかで華やかな毛色が大きな魅力ですが、成長とともに色が変わっていくのは自然なことです。
退色は「特別な異常」ではなく、子犬から成犬へと成長する証。
退色の進み方には個体差がありますが、多くのレッドの子は成長とともに少しずつ毛色が変化し、アプリコットやクリームへ近づいていきます。
また、毛色の変化には遺伝や体質だけでなく、被毛の状態や生活環境なども関係すると考えられています。
こうしたことを知っておくと、色の変化も不安ではなく「この子だけの個性」として受け入れやすくなるはずです。
もちろん、栄養管理や紫外線対策などで退色の進みをゆるやかにする工夫も可能です。
ですが一番大切なのは、「色が変わっても愛犬の魅力は変わらない」ということ。
むしろ、年齢とともに見せる毛色の変化は、世界でひとつだけの特別なストーリーになります。
毛色が変わっていく時間も、その子だけが歩んできた成長の証です。
その変化の一つひとつが、愛犬と一緒に過ごしてきた大切な思い出になっていきます。
ぜひ退色も愛犬の個性として受け止めながら、一緒に過ごす毎日を楽しんでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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