トイプードルの黒はなぜ珍しい?毛色による性格の違いや飼う際の注意点を徹底解説!

トイプードルの黒は なぜ珍しい? トイプードルに関すること

トイプードルは可愛らしい容姿と人懐っこい性格で人気の犬種です。

ところが「トイプードルの黒はなぜ珍しい」ということを耳にしたことはありませんか。

実は黒いトイプードルは、他のカラーに比べて頭数が少なく、希少性があるといわれています。

なので、トイプードルの黒は珍しい、ということになります。

本記事では、黒いトイプードルがなぜ珍しいのか、毛色による性格の違い、そして黒いトイプードルを飼う際の注意点を、トイプードル専門ブリーダーの私が徹底解説します。

トイプードルの黒はなぜ珍しい?

トイプードル 子犬【ブラック】

トイプードルの黒はなぜ珍しいのでしょうか。

トイプードルの毛色には、最近よく目にする代表的なレッドをはじめ、アプリコット、ホワイト、ブラック(黒)、ブラウンなど、さまざまな毛色があります。

その中で、トイプードルの黒が珍しいとされる主な以下の3つの理由があるということ。

  • 理由その①:遺伝的な要因
  • 理由その②:色の変化(退色)の影響
  • 理由その③:人気の毛色との繁殖バランス

それでは、トイプードルの黒が珍しいとされる、3つの理由を個別に説明していきます。

遺伝的な要因

まず、ポイントの1つ目は、遺伝的な要因で、簡単に説明すると、トイプードルの毛色は、両親から受け継ぐ遺伝子によって決まります。

黒い毛色は劣性遺伝とされることが多く、両親ともにブラックの遺伝子を持っていなければ、黒い被毛の子犬は生まれにくいということ。

そのため、繁殖の組み合わせによっては、黒い子犬が生まれる確率が低くなること、すなわち、トイプードルの黒が珍しいポイントの1つ目は、遺伝的な要因が関係しているということになります。

色の変化(退色)の影響

次に、ポイントの2つ目は、色の変化(退色)の影響ですが、トイプードルは子犬から成犬へ成長する過程で、毛色が変化したり、退色することがあるということ。

特に、ブラック(黒)は成長とともに、“ブルー”や“シルバー”に変わる場合があり、さらに、人が年を重ねると、白髪が生えてくるのと同じように、真っ黒ではなくなること、すなわち退色が影響します。

このように、トイプードルの黒が珍しいポイントの2つ目は、生まれた時は黒でも、ごくまれに色の変化や、退色の影響が出てくることになります。

人気の毛色との繁殖バランス

最後に、ポイントの3つ目は、人気の毛色との繁殖バランスです。

トイプードルの中でも特に人気が高いカラーは、レッドやアプリコットなど明るい毛色です。

そのためブリーダーが、積極的に繁殖を行うのも明るいカラーである場合が多く、ブラックの繁殖数が相対的に少なくなりがちです。

このように、トイプードルの黒が珍しいポイントの3つ目は、人気の毛色を繁殖させるブリーダーが増えること、すなわち繁殖のバランスが関係してきます。

毛色による性格の違いを徹底解説

トイプードルはとても知能が高く、飼い主に対して忠誠心が強いとされますが、ここでは代表的な我が家で飼ってきた、次の毛色による性格の違いを解説していきます。

  • ブラックの性格
  • レッドの性格
  • アプリコットの性格
  • ホワイトの性格
  • ブラウンの性格

一般的には、毛色による大きな性格の違いはないといわれていますが、個別に説明していきましょう。

ブラックの性格

ブラックプードル【マズル部分】

  • 落ち着きがあり、知的な印象。

黒いトイプードルはクールで賢いイメージを持たれやすく、実際に物怖じしない、落ち着いた性格の子が多いといわれます。

  • 甘えん坊な一面も。

一方で飼い主にはとても甘えん坊な子も多いのがブラックの特徴。初対面の人にはやや警戒心を示す場合があるものの、慣れれば大変フレンドリーです。

詳しくは、トイプードルの黒は可愛くないって本当?の記事内、「2.黒いトイプードルの性格的な魅力とは」のところで説明しています。

レッドの性格

  • 活発で元気いっぱい。

レッドはトイプードルの中でも特に人気のあるカラーです。活発で遊び好き、運動神経が良い子が多いとされています。

  • 好奇心旺盛

初めて見る物や環境にも興味を示しやすく、冒険心があるため、しつけをしっかり行うことで良い関係を築くことができます。

アプリコットの性格

  • 社交的で人懐っこい。

飼い主や家族とだけでなく、家族の一員として常に一緒にいることを望み、友人や他のペットとも積極的に関わろうとします。

  • 賢く遊び好き。

学習能力が高く、トレーニングや新しいコマンドを楽しみながら遊ぶことが大好き。

ホワイトの性格

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  • 温厚で愛情表現が豊か

ホワイトのトイプードルは、とても温厚で愛情表現が豊かな性格で、明るく人懐っこいところがあります。

そして、初対面の人や他の犬に対しても比較的すぐに打ち解けられる傾向があります。

  • 飼い主の話をよく聞く

飼い主の話をよく聞くという印象があることから、比較的しつけがしやすいという印象があります。

  • こまめなお手入れ

白い被毛は汚れが目立ちやすく、日頃のお手入れが必要ですが、その分こまめに触れられることで、飼い主とのコミュニケーションも増えやすいようです。

トイプードルの白が珍しい理由は?の記事内、「2.白いトイプードルの性格」のところでも説明しています。

ブラウンの性格

ブラウンプードル【マズル】

  • 温厚でのんびり屋

ブラウンのトイプードルは、落ち着いていてのんびり屋さんが多いともいわれています。

  • 甘えん坊・愛嬌たっぷり

大きな瞳とフワフワの毛並みから、愛嬌たっぷりで甘えん坊な性格の子が多い印象があります。

飼い主に対する依存度が高い子も少なくありません。

黒いトイプードルを飼う際の注意点

黒いトイプードルは珍しさがあり、実際に飼ってみると独特の可愛さを堪能できる犬種です。

そこで、黒いトイプードルを飼う際の4つの注意点を説明します。

その①:退色していくということです。

子犬の頃は真っ黒でも、成長とともに毛色がややグレーがかった“ブルー”に変化することがあります。

純黒にこだわる場合は、退色しづらい血統を選ぶ必要があるため、ブリーダーに確認するなどの下調べをしておくと安心です。

その②:被毛の手入れが必要であること。

トイプードルの毛はカールが強く、抜け毛が少ない代わりに毛玉になりやすい特徴があります。

黒い被毛はゴミやホコリが目立ちにくい反面、皮膚トラブルなどを発見しづらい場合もあります。

なので、被毛の手入れ、要するに定期的なブラッシングとプロのトリミングサロンでのトリミングが必要です。

その③・日差しなどによる熱中症対策が必要であること。

黒い毛色は光や熱を吸収しやすいため、夏場の散歩や屋外での活動時には特に注意が必要です。

こまめな水分補給や涼しい時間帯の散歩を心がけ、熱中症対策を徹底しましょう。

その④:生活に合わせたしつけが必要であること。

黒いトイプードルは落ち着きがある子が多い半面、やや警戒心が強い個体もありますので、しつけを通して社会性を身につけ、飼い主以外の人や他の犬とも適度に交流させてあげることが大切です。

まとめ

トイプードルの黒は なぜ珍しい?【まとめ】

トイプードルの黒はなぜ珍しい?毛色による性格の違いや飼う際の注意点を徹底解説 はいかがでしたでしょうか。

中でも「トイプードルの黒はなぜ珍しい」ということを耳にしたことはありませんか?という問いかけに対して、黒いトイプードルは、他のカラーに比べて頭数が少なく、希少性があるといわれていますので、トイプードルの黒は珍しい、と説明しました。

そこで、トイプードルの黒が珍しいとされる主な以下の3つ理由を解説しました。

  • 理由その①:遺伝的な要因
  • 理由その②:色の変化(退色)の影響
  • 理由その③:人気の毛色との繁殖バランス

さらに、次の毛色による性格の違いを解説しました。

  • ブラックの性格
  • レッドの性格
  • アプリコットの性格
  • ホワイトの性格
  • ブラウンの性格

そして、黒いトイプードルを飼う際の注意点も説明しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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