トイプードルの成犬が可愛くないと感じている飼い主さんがいるようです。
飼い始めた時は小さくてコロコロして可愛かったのに、成犬になったら、見た目が変化してしまい可愛くなくなった、と言う声も聞こえてきます。
ではなぜ成犬になって可愛くないと感じてしまうのでしょうか。
そこで今回は、トイプードルの成犬が可愛くないと感じる理由は?見た目が変化する原因を探り、トイプードル専門ブリーダーの私が解説していきます。
トイプードルの成犬が可愛くないと感じる理由は?
トイプードルの成犬が可愛くないと感じる理由は何でしょうか。
冒頭文で、飼い始めた時は小さくてコロコロして可愛かったのに、成犬になったら、見た目が変化してしまい可愛くなくなったと、説明しました。
では、見た目が変化してしまったとはどういうことかを検証してみましょう。
- 理由その①:単純に可愛くなくなった。
- 理由その②:思っていたより大きくなってしまった。
- 理由その③:顔つきが変わった。
- 理由その④:毛がボサボサで可愛くない。
大きく分けると以上の4つとなりますので、それぞれ説明していきましょう。
理由その①:単純に可愛くなくなった
単純に可愛くなくなったと感じるのは、人によって違いがあると思いますが、なぜ可愛くなくなったと感じる飼い主さんもいるのでしょうか。
「可愛い」の定義を調べてみると、子供らしさ、美しさなどで、人をほほえませるような状態にあるとされています。
たとえば、愛らしい、可愛らしい子供、愛らしく小さい、というように表されるようです。
このことから、可愛くなくなったと感じるのは、子犬の頃の、愛らしく小さくてコロコロして可愛かったという状態から、成犬になって愛らしく小さい状態ではなくなり、可愛くなくなったと感じる人がいるのではないかと思います。
理由その②:思っていたより大きくなってしまった
思っていたより大きくなってしまったと言われることについて説明します。
成犬になった時の大きさについては、子犬として迎え入れた時、成犬となった時のおおよその大きさの説明を受けたと思います。
思っていたよりも大きくなってしまったというのは、説明を受けた時の大きさよりも、大きくなってしまったと思われる人がいるからではないでしょうか。
成犬になった時の大きさについては、親犬の大きさに影響されますが、ごくまれに親犬の大きさよりも大きくなってしまう場合もあります。
実際に我が家の子でも、成長とともに大きくなってしまった子もいます。
トイプードルが大きくなる子の特徴については、別の、トイプードルが大きくなる子の特徴!の記事でも説明していますが、先祖返りということが考えられます。
なので、親犬の大きさの影響や、この先祖返りということが原因で、思ったより大きくなってしまったという場合があります。
よろしければ、トイプードルが大きくなる子の特徴! の記事も見てみてください。
理由その③:顔つきが変わった
成犬になれば顔つきも変わります。
子犬の頃はあまりわからなかったが、大きくなったら目の大きさが小さく見えるようになって、バランスが悪くなってしまった。
マズルの部分が思ったよりも短くなってしまった、又は長くなってしまった。
このように、子犬の頃と比べて顔つきが可愛くなくなってしまったと感じる人もいるようです。
理由その④:毛がボサボサで可愛くない
毛がボサボサで可愛くないのは、トイプードルの毛質にも関係してくると思います。
子犬の頃の毛質は、産毛のようにとても柔らかく、カールも緩やかでフワッとしています。
ところが成犬に近づくと、カールが強くなり、弾力のある強い毛に変わっていきます。
なので、子犬の頃は、コロコロして可愛かったのに、成犬になったらボサボサで可愛くなくなったと感じる人もいるようです。
成犬の見た目が変わる時期とは?
成犬の見た目が変わる時期は、およそ生後6ヶ月くらいから1年くらいだと思います。
前の記事で、子犬の成長とともに毛質が変わっていくとも説明しています。
この毛質が変わる時期が、生後6ヶ月くらいから1年くらいで変化していきます。
成犬の見た目が変わる時期のまず1つが、毛質が変わっていく時期となります。
さらにもう1つは、大きさが変化していく時期になります。
これはどのような事かというと、トイプードルの子犬の体重増加に関係しており、体重が増えていくと同時に、大きさにも変化が現れます。
この体重は、一般的には、5ヶ月くらいから6ヶ月目くらいに急に増加し、大きくなったと感じると思います。
そして、7ヶ月から8ヶ月くらいで落ち着いてきます。
なので、見た目の変わる時期は、毛質の変化と、大きさの変化が始まるおよそ、生後6ヶ月くらいから1年くらいだと思います。
成犬の可愛さを引き出す方法3選
ここでは、トイプードルの成犬可愛さを引き出す方法3選を紹介します。
- その1:愛犬にあったトリミングの方法を探す
- その2:会話をして言葉を覚えさせる
- その3:触れ合ってスキンシップをする
では、個別に説明していきます。
その1:愛犬にあったトリミングの方法を探す
トイプードルの可愛さを引き出す方法で一番は何と言っても、愛犬の特徴を生かしたトリミング方法を探すことです。
元々はマズルの部分をバリカンで短く刈り込んでしまうカットが定番でしたが、最近は、テディベアカットが主流となっていますが、愛犬にあったトリミングの方法を探すことも重要ではないでしょうか。
画像を見比べてみて下さい、同じ我が家のレッドの男の子で、トリミングの方法で違った子に見えませんか。
そして、左側より右側の方が可愛く感じませんか。
このレッドの男の子は、トイプードルとしては比較的目が小さく、マズルが長いことから、テディベアカットが似合わなく、マズル全体をカットして頭を大きくしたり小さくしたりして、右側のカットにしてみたところ、可愛く見えると感じるようにできました。
このように、愛犬にあったトリミング方法を探すためには、愛犬の特徴を知っておくことも必要となります。
顔で言えば、目の大きい子や小さい子、マズルの長い子や短い子などの違い。
毛質で言えば、カールの強い子やカールが弱い子、毛量の多い子や少ない子。
体であれば、足の長い子や短い子、尻尾の長い子や短い子。
それぞれ、顔・毛質・体の特徴を生かしたトリミングの方法でも見た目が変わります。
ぜひ愛犬にあったトリミングの方法を、トリマーさんと相談して探してみて下さい。
その2:会話をして言葉を覚えさせる
トイプードルの可愛さを引き出す方法その2、会話して言葉を覚えさせるということですが、言葉を覚えさせることで、飼い主さんの言うことを聞いてくれる、又は指示に従ってくれるということで可愛さが倍増しませんか。
トイプードルは、とても賢い犬種ですよね、賢いということは、人の言葉も短い単語であれば覚えてくれます。
名前を呼んで、話しかけたりすると、こちらを見つめ、首をかしげるような仕草をしませんか。
私は、このように首をかしげるような仕草を可愛いと感じますが、いかがでしょうか。
さらに、目を見つめて、短い言葉で会話をすることで、色々な言葉を覚えてくれるようになります。
色々な言葉を覚えてくれるようになれば、人の言うことを聞く賢い子という自慢にもなり、可愛いと感じるようになるのではないでしょうか。
なので、可愛さを引き出す方法として、会話して言葉を覚えさせることも試してみて下さい。
可愛さを引き出す方法その3:触れ合ってスキンシップをする
トイプードルは、基本的に甘えん坊な性格で、人との触れ合いを好み、前の記事でも説明したとおり、会話をして触れ合うことで、可愛さを引き出すことが出来るでしょう。
触れ合うこと、すなわち会話をすることを含め、スキンシップをすることです。
要するに、直接触れ合うこと、少しの時間遊んであげる、ひざの上で抱っこしてあげるだけでも良いと思います。
我が家でも、今日はこの子、明日はこの子といった感じで、ひざの上で抱っこしてあげたりすると、あごを足の上にのせて体を預けて寝てしまいます。
こうして触れ合うことで、愛犬との信頼関係が出来上がり、色々な可愛い仕草をしてくれるようになります。
まとめ
トイプードルの成犬が可愛くないと感じる理由は?見た目が変化する原因を探る!はいかがでしたでしょうか。
トイプードルの成犬が可愛くなくなったと感じる飼い主さんがいるようですので、成犬になり可愛くないと感じてしまう次の4つの理由を説明しました。
- 理由その①:単純に可愛くなくなった。
- 理由その②:思っていたより大きくなってしまった。
- 理由その③:顔つきが変わった。
- 理由その④:毛がボサボサで可愛くない。
そして、成犬の可愛さを引き出す方法3選も、次のように紹介しました。
- その1:愛犬にあったトリミングの方法を探す
- その2:会話をして言葉を覚えさせる
- その3:触れ合ってスキンシップをする
トイプードルの成犬が可愛くないと感じてしまう理由を、飼い主さんを含めて皆さんがしっかり理解した上で、成犬の可愛さを引き出す方法を試してみて下さい。
そして、愛犬と楽しい時間を作ってあげてください。
よければ、我が家の犬たちの状況を、プードルズハウス のサイトで一度見てください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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